ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために

2008年12月12日

キラキラ一人は皆のために、皆は一人のためにキラキラ
仲間と一緒に楽しむ、それが一番大事なことです。
低学年のチームは小学校がバラバラで、4つの学校から集まっています。練習の時に顔を合わせるくらいで、「皆で一緒に遊ぶ」という姿を見かけませんでした。

だからでしょうか試合になると、なかなかパスがまわせなかったり、声がかけられず立ち尽くす、という場面がよく見られました。
試合は、誰か飛びぬけて足の早い一人がいれば勝利できるものではありません。技術がものをいうのでもありません。
タグラグビーは5人制ですが、選手同士のコミュニケーションが一番必要なんだ、と思います。
個人競技でない限りは、当たり前のことだと皆さん思われると思いますが、
小学校の児童たち、特に低学年にはコミュニケーションというものは、とても難しい課題です。
自分の感情は表す。けれど人の話は聞けない。

でも、遊びは別です。
練習や試合の時には見せない工夫を見せます。
誰かが「氷おに」がしたい。でも「だるまさんがころんだ」をやりたい人が多かったら、「だるまさんがころんだ」が始まります。
自然と多数の意見を聞く、という状態になっている。「飽きたから、次は氷おにね」と少数意見も上手に取り入れる。
自分の欲求に素直なだけでなく、相手の欲求にも答えていく。

10月のタグラグビーの試合の空き時間に、子供たちだけで遊びが始まりました。
一人の保護者の方が「この子たちにはこういう時間が今までなかったよね。すごくいい機会だからダメっていわずに遊ばせておきましょう」
こうした時間をとれたことで、飛躍的に子どもたちが上手になりました。
声が出てる。相手を見てる。パスを回せている。自分がどこにいるか考えてる。
コミュニケーションの一番大事なことを、子どもたちは体感していました。
こうやって心作りが始まり、ますます強くなっていくんですね。

体作りと心作り。仲間と一緒に楽しむ。それが一番!
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために








Posted by もっこすラグビースクール at 21:42
Comments(4)
この記事へのコメント
うろこカフェといいます。初コメ失礼します。

子供たちが、人の話をきくという力って、大人がいくら言葉で言い聞かせても、感情が先に先にでてしまいがちですよね・・・

でも、こうして心を一つにして、チームで目標に向かうには、仲間を思いやらなければバラバラになってしまいますよね。知らず知らず、ひとの話をきく姿勢になるように思います。


心も、体も、大きく育っていくような環境を大人が作ってあげて、みんなで楽しめるとさいこーですね♪
Posted by うろこカフェ at 2008年12月12日 22:39
コメントありがとうございます!
練習見ていると、大人もうずうずしてくるんですよ!
子どもたちのやっている姿があまりにも楽しそうで、じっとしていられなくなる感じです。
心も、体も、すくすく大きくなーれ!
チームをそんな風に育ててくださる指導者の方々にも感謝です。
Posted by もっこすラグビースクールもっこすラグビースクール at 2008年12月12日 22:50
こんにちは


甥っ子 に久しぶり会うと
彼が変わったのを感じてました。

ラグビーを習い始め
『上級生の お兄ちゃんが教えてくれる から楽しい』
と言いながら
教えて貰った(で、あろう)事を
弟に教えて一緒にボールで遊んで…

きっと彼自身も
学習していくんでしょうね
少しづつラグビーのイメージが変わってきました
(残念ながら 私の子供じゃ ないんですよね)
Posted by あい at 2008年12月13日 19:10
あい様
できることが増えていくことって、楽しいですよね。どんどん子供たちの表情が活き活きしてきますよ!
パスが受け取れた!走ったら追いついた!
ボールが取れなくてもいいんです。何度でも拾うから。
追いつかなくてもいいんです。皆と一緒だから。
父母に連れられて、じぃじバァバに連れられて、お姉さんお兄さんに連れられて。
皆それぞれなんですが、一緒に走ったりしています。メタボ・ダイエットにもいいんですよ♪

是非、一緒に走りましょう~♪
寒くって見ているだけじゃたまらんっ!という話もあります(笑)
Posted by もっこすRS at 2008年12月14日 03:51
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